今回で3回目の新年会。そう小川道場も無事に3周年を迎えることが出来ました。
これも皆さんのお陰だと思っています。
当初の主旨どおり、門下生の皆様が柔道を通して楽しいライフサークルの一環として楽しんで頂ければと思い、始まって丸3年が経ちましたよー!
この3年間の中では大きな怪我もなく本当に楽しんでいただきましたね。
皆さんのモチベーションは、先日の私のHP不定期日記でも掲載させて頂きましたけど、この場でははっきり言いますが、チョットした大学と言うより、(柔道の強い)一流大学での体育会柔道部より勝っていると自負しています。言い過ぎ?(笑)
そして今年は嬉しいことを発見できました!
それは新年会での中で、新年会では毎回、参加している門下生全員が必ず順番に「昨年の反省と今年の目標」を持ち時間関係なく(笑)、お酒の力を借りて(笑)マイクパフォーマンスばりに(笑)お喋り(トーク)して頂くコーナーがあり、その中で感じたことがありました。
柔道経験者の門下生の何人かから聞こえた話ですが、「中・高校生時代は柔道の練習が嫌で嫌でしょうがなかった。暫く柔道を離れてみて何となくまたやりたくなって、小川道場の門を叩いて今は楽しくやっている。やってみて本当によかった・・・」。
そうなんですよね。私も同意見の一人なんです!
実は私も柔道現役時代は柔道が嫌でしょうがなかった。ただ、高校時代から始めた私はチョット変わっているのか、大学卒業までは好きで好きでしょうがなかった。
嫌になり始めたのは社会人になって柔道と仕事(サラリーマン)の両立の難しさで嫌になったんだよね。おまけに日本代表となりながらの柔道競技生活だったから「何のために誰のためにやってんだ?」って自問自答の毎日を過ごした日々だったんです。
柔道はアマチュア競技だからサラリーマンとの両立からくるストレスは強烈なもので正直、柔道だけの生活を望んでいた。
しかし、当時は今みたいな競技実績で給与がもらえる企業はなく、泣く泣く生活の為に両立するしかなかった。
柔道が嫌なのかサラリーマンが嫌なのか・・・わからなくなってきた。
そして最終的に選んだ選択がプロ転向。柔道のプロはなくプロレス&格闘技の仕事だったんだけど、柔道を生かせるので転向の決意をした。
最初は柔道から離れていても、プロレスを一から修行する身で何事にも一生懸命でやってたから気が付かなかったけど、徐々に一人前になっていくと柔道から離れる寂しさが多くなって来た。
プロ生活中においては、一人前になるにつれて仕事でのことで物凄く悩んだり仕事でのプレッシャーを感じるようになっていった。
考え込んでいるうちに思い出したように柔道の練習に行ってみた。何か物凄くスッキリした。自分の人生が肯定されたような気分になって、何事にもポジティブに考えられるようになった。
悩みは尽きない。ただ、悩むと毎回・・・、気が付くと自然に母校に足を運んで柔道場で後輩達と汗を流していた・・・。
今思えば、自分の原点を見直すことでまた仕事に戻れ打ち込め、いいパフォーマンスが出来た。
仕事も常に前向きになれるし不思議な感覚だったけど、物凄く精神的な部分が安定することが出来た、言わば心の治療法だったのかもしれない・・・
これって物凄く大事なことなのでは・・・?
それが、道場を開設した大きな理由の内の1つなんですが、今年は同じようなこと(境遇)を言ってくれた門下生が在籍していることに感動しました。変な喩えになるけど、「柔道村の同士!」って感じかな。
だってこれだけ、柔道経験者の人口がいるのに大人になってやっている人が少ない。皆さん、相当やっている人や一度は齧った人が多いはず。
余談になるが、上の子供が未だ小さい時、仕事のアンケートで「特技:柔道」「趣味:柔道」と書いたら子供が「お父さん、柔道って何?」って言われたときはショックだったけど(笑)
そう俺が思うにはたぶん、日本って隠れ柔道競技者が多く潜んでいる国なんだろうね。
笑ってしまうけど、俺は子供に柔道通して尊敬された(笑)。プロレス&格闘技やTVの仕事では仕事をやっている感覚でしか見られなかったのに、柔道やってたんだ・・・で尊敬されるとは思わなかった。
門下生の中には柔道をやっている姿を子供に見てもらい子供にリスペクトしてもらってた門下生もいた。これってとても今の時代に必要なのかな・・・と、
おっと、長文になってしまったけど、とにかく昨日の新年会は楽しかった!
毎年パワーアップしてるし、絆がどんどん増してるし、各自の仕事があるのに仕事の話一切ないし、好きで楽しく上下関係(人生の先輩後輩は多少)ないし、で、どんちゃん騒ぎして新年会を終えました。
今年の目標は「県外遠征」。泊りがけで試合に行こう!(温泉地選んで(笑))
メインは試合前夜の「飲み会(笑)!」もちろん!試合そっちのけで楽しくやりましょう!
って感じで今年1年頑張りましょう!
Vクラスの門下生は、心の故郷「小川道場」で宜しくお願い致します。
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