2009年6月7日
第6回小学生学年別柔道大会 兼 全国大会予選会
                    兼 ジュニア強化選手選考会(神奈川県)

小学4年生・女子40kg準優勝 小学4年生・男子45kg3位

今回の入賞者は他に、小学5年生・男子45kg超5位2人と小学6年生・男子50kg超5位

道場長総評

 今回は、4年生の奮闘が光った。春の地元大岡祭では4年生は惨敗だった。この地元で3位にさえ一人も入賞出来なかった学年だった。正直、教える方としては辛い結果だった。それもこの4年生に関しては小学1年生から教えてるからね。
 開設当初は、上の学年の子はキャリアの差でどうしても自力の差が出てしまう。それは仕方ないと割り切っていた。先を思えば勝たせるための練習はしない方針だからね。ただ、ほぼ1年生からスタートの4年生達は他の道場生も一緒だからこの学年からは同条件だと思ってる。
 しかし、何故かこの学年は揃いも揃って軽量級ばかり・・・。親御さんを見てこれから大きくなる可能性の子もいるから教える方としては、柔道の技の種類を教える判断が難しい。当然、身体が小さいから非力になり、自分の理想としている柔道(将来性のある、しっかり組んで投げる)には人より多く時間がかかる。
 自分自身、今の少年柔道を見て思うことはガチャガチャする柔道(組み手に拘り組まない、腰を極度に引く姿勢、投げ切る姿勢で技をかけない言わばかけ逃げ、柔道をJUDOの競技感覚でやってる子・・・等)が多く、見るに見かねる柔道が多いと思っている。
 そこにこの現状を打破しようと一石を投じたいと思いやってるのだがなかなか難しい。ただ、4年生以外の学年がその方向でそれぞれいい感じになって大会でも実力どおりになってきているので、4年生だけが何故とは思っていた。
 今大会は、前日の雨天により運動会が順延して大会当日に変更になった学校の子が多かった。前回の大会をみて、ご父兄には当道場としては運動会優先と伝え、判断はご父兄に任せた。前日の練習では、大会当日に運動会が実施される学校に通ってる4年生を呼び「お前等は運動会に行ってもいいから!」と言った。なぜなら、長男が5年生の時、予選が土曜日で運動会と重なり運動会を欠席したら成績表が目茶苦茶悪かった(笑)。ただ、中にはわかってくれる先生もいたが今の学校教育の現状を考えると・・・だから、最後に「優勝出来ると思う奴だけ来い!」と言った。
 他の学年は勝てば全国大会があるため敢えて言わなかったし、それを目指して練習してる現状を見れば言ったところで愚問になってしまうからね。当日、エントリーしていた4年生は全員来た・・・と、言うより大丈夫か?と思った。ご父兄に聞いてみると「小学生の成績なんか関係ないですよ!」と、力強い回答。この時、親のモチベーションも変わってきたんだなとも思った。
 そのかいあってか4年生は普段以上の力を出していた。正直、やれば出来るんだ。と思えた瞬間でもあった。この2ヶ月足らずでよく頑張ったと思うし、何よりも前日までの雰囲気を見て子供の実力は測定不能・・・可能性は無限だとも思った。指導者としていい勉強になった。一山越えた感のある4年生達だった。今後はこの大会に臨んだ気持ちを忘れず更なる精進を望む。


体重測定で順番待ち

応援に備えて腹ごしらえ?・・・と、
今日はお姉ちゃん&お兄ちゃんの応援

続きます、体重測定で順番待ち・・・、
時間かかってます。それもそのはず、
小学4年生・男子45kg級が118人。
小学5年生・男子45kgは122人のエントリー!

小4軽量級の先陣

スタート!

奮闘!

女子も奮闘!

押さえ込んでます!
応援に夢中で写真撮り損ねました(笑)

全体が終了。残ってる数は・・・
各階級表彰式

小学4年生・女子40kg・右から2番目

小学4年生・男子45kg・右から4番目

小学5年生・男子45kg超・左から2番目と4番目

小学6年生・男子50kg超・左から1番目