平成21年度全日本選抜少年柔道大会 於.東京武道館
平成21年9月20日(日)


初戦の壁は厚い…
1回戦小川道場×0−5○乳山道場(福岡)

道場長総評

 今年で2年連続2回目の出場となったが、昨年より戦力ダウンで挑んだ今大会。実力通りと言うか初戦敗退。正直、相手は強過ぎた。たぶん、100回やっても1回も勝てない相手だろう。全国大会の初戦の壁は厚い。
 ただ、選手達はもう少し頑張って欲しかった。柔道関係者が注目するこの全国大会と言う場で、「小川道場の誰々っていい柔道するね…」って言われる位のアピールはして欲しかった。
 試合を通して感じた事は、よくこの大会の切符を勝ち取って来たもんだと思った。負けるべくして負けた。負け方にも種類はあるが完敗。「心・技・体」全てに劣っていた。特に「心」の部分で負けた事が非常に残念。昨年の6年生達はとにかく相手を食って自分達が這い上がるんだ!って勢いで試合をしていた。試合の方も「心」では引けを取らなかったし、むしろ勝っていたと思う。1年通じて「心」で負けた試合は少なかった。
 今年のメンバー6年生に言いたい事は、もう少しそういった部分で欲を出して欲しい。草食男子って言われる時代だが、正にその予備軍と感じた。指導者としては「何とかせにゃー…」と思うが、よっぽど性根を入れて取り組まないと予備軍から正規軍?になってしまう。強化に当たっては親との信頼関係がないと成り立たない。少し強化をすれば前向きに取り組めない学年だったがやはり出て来てしまう。私自身、指導者として子供達を見ると家での子供を扱う親の姿が見えてしまう。
 最後になるがこの試合後に負けて涙したのは5人のメンバー中、下の学年の5年生2人だけだった。これがこのチームの心の現状。
 予選からこの5年生がチームの勝ち星を取って引っ張って上がって来たのは言うまでもない。来年はこの2人がチームの柱となって頑張ってくれることに期待して、引き続き強化に取り組みたい。


開会式直前の様子

開会式、選手全員です! 予選を勝ち抜いた精鋭達!
少ないです! 前列が小学生で後列が中学生

小川道場は真ん中辺りです

開会式直後の2番目。さすが全国、
順番はあっと言う間に廻って来ます

さぁー、いよいよです

2日目の出場となる今大会は?

先鋒戦…2分過ぎにポイントを取られ敗退

次鋒戦…体格差?
学年1つ違うと厳しいかな? 一本負け

中堅戦…これもあきらかに体格差か、学年差は大きい

でも、ひるむことなく何とか取り返そうと必死です!

攻めていってます。この後、返され一本負け。
この時点で負けが決まりました

さぁー、副将戦

…と、思いきや帰って来てる!


そうです! 即効やられました…

大将戦は撮る暇なく終わってました。整列です

今年の全国は終わりました。ただ、よく頑張りました

一杉師範から檄が飛んでいます。
そうです、これでおわりではないですからね

5年生2人は泣いています。
この試合に賭けていたんでしょうね

これがこのチームの現状でした
来年はこの5年生2人に新たに3人が加わりますがその3人は誰になるのか…。
今日から来年に向かって新チームの始動です。