第30回全国少年柔道大会神奈川県予選会
平成23年3月27(日) 於.横浜刑務所 斉信館

大会成績
1回戦小川道場×0−1○寒川柔道会

総評

 先日の震災で当初21日に延期か実施かであったが県武道館が避難場所となった事で21日から今日に延期になった予選会。大会の開会式では車会長より「被害を受けた地区が予選会を中止する動きとなったが、神奈川県においては神奈川県代表の朝飛道場が現在3連覇中と言うこともあり、神奈川県としてはその記録が途切れる事は如何なものか?と言うことで神奈川県は予選会を実施することにしました。」との説明があった。
 大きな震災だけに2〜3日の間は練習を休止していた。今回の予選会においては事態が事態なだけに選手には「親と話し合って決めて来い!」と言い渡した。やはり、気持ちが1つにならないとチームは勝てないのが団体戦である。代表5人の親子全員が出場するとの事だったので、予選会出場とし、時期早々ではあるが強化クラスの練習を再開した。
 私としては1人でも参加しない者が出たら出場辞退と考えていたし、強化クラス平日練習の再開もこの状況(余震や原発事故、ガソリン不足等)が落ち着くまではと思っていた事も付け加えさせて頂く。
 練習再開においては計画停電の合間をぬっての練習となった。この部分はどの道場も対象地区となっているので同条件だが、学校の終業時間から日のあるうちしか練習が出来ないので正直もう少し練習させてあげたかったと思った。
 今回のメンバー構成は6年生の主力2人が予選会に向けたこの時期(1〜2ヶ月前)にこのチーム(練習の意図)に付いて来れなかったので、急遽2人の影で努力していた6年生2人と下級生主体の言わば来年以降を考えてのメンバーでの構成となった。試合内容は、当初は学年差、体格差等で大差での敗退になると思っていたが、いい意味で期待を大きく裏切る接戦の末の惜敗となった。試合内容は5人全員がいい試合(勝負)をしたと思った。
 欠場した6年生主力2人には、小学生最後の年の全国大会をどう思っていたのか私として理解出来ない事が多かったが、主力2人に代わった影の存在の2人が伸び伸びと普段以上に頑張る姿勢を見て救われた。小川道場としては「勝利至上主義」ではなく将来を見据え「自他共栄」の精神を修行の場として…と、再三申し上げて指導して来たのだが、この時期にこの主力2人の行動(意図)には指導者側から見た限りでは「信頼関係」においての距離が少々遠かったのかな…と、非常に残念としかいえない次第である。
by 道場長 

時間通りに来ましたが…(笑)
慌ててウォーミングアップです

全国大会予選となると雰囲気が変わります

メンバーは大幅に変更

開会式です。参加は10チーム

くじ引きでの組み合わせで1回戦1試合目と
なりました。相手は昨年同様の相手でした。
くじ引きなのですが相性がいいみたいですね(笑)

主力2名を欠いたのですがチームワークはいいです。
相手の寒川は今年はメンバーが揃っています

先鋒戦…こちらは新4年生。相手は1つ上となります。
開始早々いきなり有効を取られました。ウォーミングアップの
時間がもう少し欲しかったのが正直なところです

逃げる相手を攻め続けます

相手の選手は1つ上ですが…
この後相手に指導1が与えられます

道場長も応援しています

相手の姿勢は如何なものかな?と思うくらいです。
続いて指導2となり内容では追い付きました。
引き分けとなります

次鋒戦…ここもこちらは新4年生。相手は1つ上となります

お互い攻め合います

攻めるも惜しい場面が何回かありました

相手は1つ上の県Jr強化選手です

途中、組ませてもらえず指導1を取られましたが
時間となり引き分け

中堅戦…ここもこちらは新5年生。
相手は1つ上となります

学年落ちでの戦いは非常に厳しいです

パワーで学年差を感じます。この後、相手の技を
一瞬受けたところにはまって一本負け。
これは相手が上手かったです。先手を取られました

副将戦…相手はエース格です。こちらも昨年末から
本来の調子を取り戻して来ました

女子ですが気持ちでは負けていません

後半はもう少しの場面が連発します

戦う姿勢でも負けていませんが時間となり引き分け

大将戦…急遽の出場でしたが臆する事無く頑張っています

投げようと頑張っていますが体格差が厳しいです

彼は練習より試合の方がいいタイプみたいです

攻めながらの引き分けでしたが内容にはビックリでした

時間となり負けが決まりました。
皆の表情は少しガッカリした感がありますが
来年以降を意識したチーム編成なのでいい勉強となりました。
今日の5人は個人戦での戦いが楽しみです

現在9時35分…
ある意味、記録的な早い時間での敗退となりました

道場長、一杉師範…やっぱりガッカリ感が出ていますね