第34回全国少年柔道大会神奈川県予選会
平成26年3月21日(祝・金) 於.神奈川県武道館

一杉師範から総括

 昨年、この予選を勝ち抜き全国制覇をした今大会。今年は決勝で負けた。私は春の第36回全国高校手権の方に行っていたので一杉師範からの報告を受けての話になるが、先ずは決勝戦の相手である朝飛道場の話になるが、相手選手は県選抜チームだった(笑)
 負け犬の遠吠えと言われればそれまでだが、簡単に言えば勝つために手段を選ばず・・・。自道場(朝飛道場)で柔道を1から学ん子は私の知る限りでは次鋒の子1人であり、他の4人は他の道場で基礎・技術を教わり力を付け、各地方の錬成大会でメキメキ力を付けて行った子供達だった。その移籍した子供達だが、行く方も行く方だが、受け入れる方も受け入れる方だと思った。
 全国で勝つために集めるのは勝手だが、少年時代から果たしてこれがいいものなのか? 柔道界は昨年の不祥事から反省し柔道は「人間教育」と唱え新たに動き出した現在、この様なことが倫理観を含め人間教育なのか?と思えてしまう。私は昨年この大会で全国制覇を成したが、全員が私の元で一から基礎を学んで育てた子供達で達した。これは指導者としての誇りである。
 強い子を集めて全国制覇を目指すと言った事は義務教育を終了した高校、大学である事なのだが、その真似事を少年柔道の世界に取り入れたのだろう。ただ、少年時代にそこまでやる必要性があるのか? つい最近まで一緒に稽古した仲間が急に敵として戦う事になる事が心身の部分でこの時期の子供達に何らかの影響はあると思う。
 そういった事が平然と行われているのを神奈川県柔連からは何の音沙汰がないのはこれはOK(容認)と受け止めていいのだろう。非常に残念だが柔道界の唱える「精力善用・自他共栄」とあるが、特に「自他共栄」の部分は、それぞれの受け手があり私の思う感覚が違うならこれ以上同じ土俵(この場)で議論しても意味がないのでこれきりにするが、私は私なりの人間教育の持論で柔道の一指導者として邁進している。
 幸いにしてか今日は自分の教え子が高校チャンピオンに輝いた事で救われた。柔道の指導者として8年目を迎えるが、昨年は少年柔道に於いて全国制覇を成し遂げた。今日を含め私なりの指導方法の成果が少しずつだが実って来ている。昨日、今日と春の第36回全国高校手権に小川道場から巣立った生徒3人が出場した。前述のとおり息子であり、教え子でもある雄勢が個人無差別、団体戦(修徳高校)と制し最優秀選手賞に選ばれるまでに成長。莉佳子(帝京高校)も準決勝戦は優勝した相手に赤白分かれる際どい判定で負けはしたが堂々の第3位入賞。また、諒太は山梨県代表の無差別級で出場し初戦で決勝戦まで進んだ選手に敗退。男子2人は小・中学時には全国大会すら出場出来なかったことも付け加える。
 小川道場在籍中の生徒は、常日頃から何が大事かを唱えているのでよき先輩達を見習い引き続き私の元で精進すれば必ずいい方向へ進めるので、これからもご父兄さまにはご理解頂きたい。
by 道場長  

アップ

中学生が打ち込みの相手を務めます


開会式
1回戦は寒川柔友会

毎年くじ引きですが不思議な縁を感じます

先鋒戦・・・1本勝ち!

次鋒戦・・・優勢勝ち

中堅戦・・・引き分け

副将戦・・・1本勝ち!

大将戦・・・1本勝ち!

4-0で勝利
準決勝戦は相武館吉田道場

先鋒戦・・・優勢勝ち

次鋒戦・・・不戦勝

中堅戦・・・1本勝ち!

副将戦・・・1本勝ち!

大将戦・・・1本勝ち!

5-0で快勝
続く決勝戦は敗退。(同じ倫理感でないので画像掲載は省きます。)

選手達はよく頑張りました。今日の負けは気にしないで結構。
むしろ今後に於いてとてもいい経験になったと思う。以上

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