小川道場支援会活動報告

第34回西日本少年柔道大会
2010年11月28日(日)　於．廿日市市スポーツセンター（サンチェリー）

準優勝…惜しいあと１歩！　代表戦の末惜敗

大会初参加！

小学生　３・４年生の部
２回戦	小川道場	○３－１×	東方館（京都府）
３回戦	小川道場	○３－１×	東福岡柔道教室（福岡県）
４回戦	小川道場	○１代１×	ミキハウス柔道教室（大阪府）
準々決勝	小川道場	○２－０×	姫路中央柔道教室（兵庫県）
準決勝	小川道場	○２－１×	松前柔道会（愛媛県）
決勝	小川道場	×１代１○	橿原市柔道クラブ（奈良県）

大会総評

　今大会に参加した経緯は、この９月に小川道場支援会が発足し支援会事業の１つとして活動費での参加となった。（詳細はhttp://www.ogawadojo.com/sienkai.html）
　子供達にかかる遠征費用（交通・宿泊・参加費等）は全て支援会に援助して頂けるので選手ご父兄さまの負担はない。細かい話になるが、この大会に出場するに当たっては大会参加費、新幹線代、ホテル代、会場までの諸経費、食事代とかなりの負担を強いられる。それを支援して頂けるのは本当に有難い限りである。
　今回は「小学生　３・４年生の部」１チームの参加となったが、８月の全国錬成であと１歩のところまで頑張った戦いぶりに支援会が動いた形となった。メンバー的には４年生２人・３年生３人のチーム構成で他の道場の構成（オール４年生）と比べると明らかに不利ではあるが、支援会は決して「勝利至上主義」ではなく、あくまでも子供達の頑張りに期待しているだけである。今回は（８月の大会で）頑張ったご褒美的なものであり、子供達に楽しんできてもらうのが趣旨である。広島まで行って試合だけではかわいそうなので、是非歴史や文化も勉強を…と、世界遺産である宮島や原爆ドーム（資料館）観光まで行かせて頂いた。子供達の今後の人生にとってとてもいい経験（勉強）になったと思う。支援会の考えは、あくまでも人生においてのバランス感覚も必要不可欠であるという考えでもある。
　試合の話に移るが、子供達は慣れない遠征や初めての会場、この大会の雰囲気の中、とてもよく頑張ったと思う。軽量チームな上、３年生中心なだけにどの試合もかなり厳しい戦いを強いられた。決勝までの対戦相手チームの子に体格差で勝ったのはなし。どのチームにもとても大きな子が多いのには驚いた。余談だが、何食ってそんなに大きくなるの？って聞きたい選手も山ほどいた（笑）。
　その体格では圧倒的不利な状況下、１戦１戦手に汗握る試合続きにも関わらず、選手全員がノビノビとやってくれたのが嬉しかった。いつも失点のないチームだな…とは思っていたが、今回は取られたら追い付く展開が何試合かあり、チームバランスの成長も垣間見られた。決勝戦は代表戦の末で惜敗したが、チーム構成は全くのがっぷり四つで引けは取らないと思った。あと１歩のところだったが、準々決勝で先鋒の４年生が肘を痛めた。何とか準決勝・決勝と持ち堪えてくれた。このアクシデントがなければ…と悔やむ場面もあるが幸い大きな怪我ではなかったのでホッとしている。
　普段交流することのないチームと交流出来ると思って参加してみたが、初戦から他の大会で何回か交流したことのあるチームだったりと、広島のこの地まで来てこの組み合わせは…と少し残念だった。毎年、醍醐杯と日程が重なって気になる大会であったが、参加してみてかなりレベルの高い大会だとわかった。
　最後にこの支援会の制度にあっては門下生誰もが遠征に行けるチャンスがある。普段、練習で頑張って大会でいい結果を残した者に与えられる特権でもあるが、小川道場の道場旗である「力必達」の言葉どおりに日頃頑張ればその結果は残せるものだし特権を得る事は誰でも出来ると思う。自分自身が練習は「嘘をつかない」と選手としての柔道時代を過ごしてきた経験から、不公平な制度ではないと自負している。
　今後、小川道場支援会がこのような活動を１つでも多く出来る様に会員を増やす働きかけを積極的に行って頂き、志す者の縁の下の役割（足長おじさん的な）を充実させて頂きたいとのお願いと共に、支援会にはこれからも引き続き応援のほど宜しくお願い致します。

by　道場長　　

☆今回の遠征は小川道場支援会の全面協力のもと実現しました！☆
http://www.ogawadojo.com/sienkai.html

★第１日目★