2011年3月25日(金) 東北関東大震災義援金と被災者支援活動


茅ヶ崎市長と小川道場、小川道場支援会関係者で記念撮影。
写真左から佐藤光神奈川県議会議員、相馬秀幸小川道場支援会統括本部長、
猪狩祐一同会長、半谷静香、茅ヶ崎市長、小川直也、水島せいじ茅ヶ崎市議会議員
先日、小川道場支援会員が満場一致で決議した今回被災を受けた方々に使って頂くための
「東北関東大震災支援活動金(義援金)」は、夕方16時茅ヶ崎市役所市長室にて
小川道場相談役でもあり茅ヶ崎市長でもある服部市長に、小川道場からは道場長小川直也氏、
小川道場相談役 佐藤光県議会議員、同相談役 水島せいじ氏と、小川道場支援会からは
同会長 猪狩祐一氏、同統括本部長 相馬秀幸氏、同行のもと小川直也氏が代表で
義援金100万円を市長に直接手渡しました。
なお、当日はマスコミ各紙が大勢いる中での贈呈式となりました。
また、被災者支援活動の方においても、震災により今春より決まっていた就職先を
取り消された、目に障害を持つ2012年ロンドンパラリンピックの出場有力選手、
半谷静香選手(22)を小川道場スタッフとして小川道場支援会で受け入れる事を
小川道場支援会員が満場一致で決議した。
受け入れに至る経緯等(※下記参照)を小川直也氏が説明し、茅ヶ崎市長も
茅ヶ崎市として色々な面において温かく歓迎すると共にパラリンピック出場した際には
茅ヶ崎市あげて応援して頂くお約束を頂戴しました。
この件についても、上記の義援金贈呈と同時に行ったためマスコミ各紙に大きく
取り上げられました事をこの「活動イベント」の場をお借りして報告させて頂きます。

翌日のスポーツ紙で大きく取り上げられました

ズームアップしました
また、上記の模様の動画は、東スポ@チャンネル:http://www.tosupo-ch.com/ 内の
「被災者°~った暴走王・小川」にて配信しています。
YOU TUBEにて「東スポ 小川直也」で検索も可)
 

 
 1年半後におこなわれる2012年ロンドンパラリンピックを目指すため、今春より内定先の大手企業に就職する予定であったが、震災の翌日に内定を取り消された。
 また、実家においては先日の東北関東大震災で被災した。父親は福島県いわき市で東京電力の下請け会社を営んでいるが、幸いにも震災時には新潟県で作業をしていた。現在、被災した祖父母を含む家族は新潟に移住して避難生活を送っているが、独身寮の部屋を間借りしての避難生活であり、かなり困難な状況である。
 本人は今月一杯までに大学生寮を退寮しなければならない状況の中、小川道場道場長と古くから親交があり、彼女の恩師でもある岡田弘隆氏(筑波大学准教授)より、この状況を何とかして彼女の大きな夢であるロンドンパラリンピックを目指せる環境にしてあげたいとの相談があったことを受けて、小川道場で受け入れる運びとなった。
 今までの練習は、筑波大学関係の道場で実施していた。健常者と比較すれば柔道のスキルは低いが、視覚障害者の枠の中では日本の第一人者である。環境が整えばロンドンパラリンピックでのメダル(入賞)の期待が高い選手である。
 小川直也、小川道場、小川道場支援会としては、被災者であることも含めこの様な選手を受け入れ、夢を実現出来るよう応援していく次第である。
 
半谷静香(はんがい・しずか)


・1988年7月23日(22歳)
・福島県いわき市出身
・中学校から柔道を始める
・東日本国際大学付属昌平高校(普通科)卒業
・国立大学法人筑波技術大学保健科学部保健学科卒業
・理学療法士取得見込み
・視力左右0.07(3年前の数値であり現在はこの数値より低下)
※視力に関しては現在進行形で低下しており、大学1年生までは自転車に乗れる程度であったが、
  現在は歩行で移動。公共交通機関の利用は可能。

大会成績

2007年11月 第22回全日本視覚障害者大会 48kg級 優勝
2008年12月 第1回全国視覚障害者学生大会 48kg級 優勝
2009年8月 第2回全国視覚障害者学生大会 48kg級 優勝
2009年11月 第22回全日本視覚障害者大会  48kg級 優勝
2010年3月 第4回IBSA世界柔道選手権トルコ大会 48kg級 7位
2010年7月 第3回全国視覚障害者学生大会 48kg級 優勝
2010年12月 広州アジパラ競技大会柔道競技 出場